KDE の日本語翻訳ガイド

2026-01-02

はじめに

これは、10数年ぶりに KDE を翻訳したときの作業メモです。
公式の情報はこちら

翻訳ファイルをダウンロード

翻訳ファイルはこちらに置かれています。
https://websvn.kde.org/trunk/l10n-support/ja/summit/messages/

「ark」を翻訳する場合は上のページにある「ark」をクリック。
「ark.po」の右側にある Rev 番号をクリック。
「download」を右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」。

poedit などの翻訳アプリで「ark.po」を翻訳。
30分ほど翻訳したらいったんやめて、次のステップに進んでください。なにか間違いがあったとき、2時間分の作業をやり直すのはつらいものです。
全訳にこだわる必要はありません。まれにしか出ないエラーメッセージは後回しで良い。メニューや設定を先に翻訳すると、快適性が格段に上がります。

メッセージを実際のアプリで表示

翻訳したメッセージをインストール。

msgfmt ark.po -o ark.mo
sudo cp ark.mo /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/

アプリを再起動して、翻訳が反映されているか確認してください。

翻訳する際の注意

注意事項を過剰に気にする必要はありません。気軽に翻訳してください。「ディレクトリー」と翻訳した場合でも、「ディレクトリ」への置換は一瞬でできます。

翻訳したファイルをメーリングリストに送付

KDE の GitLab で Issues として投稿できるようになるようです。
KDE Japan の Issues はこちら。
https://invent.kde.org/teams/kde-japan/l10n/-/issues

メーリングリストに送付する場合は、こちらにメールアドレスを入力して、メーリングリストへの入会を申し込んでください。名前とパスワードは省略可能。
退会するときは同じページに「Kde-jp からの退会」のボックスがあるので、メールアドレスを入力。入会も退会も数分で自動的に処理されます。

入会したら kde-jp@kde.org に次のようなメールを送ってください。

件名
翻訳しました: ark.po

本文
ark.po を翻訳しました。マージをお願いします。

「ark.po」を圧縮してメールに添付。

KDE のコミッタがファイルを確認して、KDE の公式リポジトリにマージします。何日か待ってください。

Transifex などに移行する予定は?

英語フォーラムで「Weblate に移行する予定はありますか?」という質問が出ていますが、2023年8月時点でその予定はないとのこと。
KDE の翻訳者は KDE のユーザからしか生まれませんが、ほとんどの KDE ユーザにとって、今の翻訳方法は困難だと思う。ここに書いたことを調べて、翻訳アプリの使い方を覚えて、メーリングリストでやり取りしないといけない。2024年9月の時点で、活発に日本語翻訳をしている人はゼロでした。

翻訳のしやすさと既存の翻訳の完成度を求めるなら、デスクトップ環境は LXQt / Xfce / Budgie などが良いと思います。KDE のようにメッセージ数が膨大ではないし、翻訳に Transifex や Weblate を使用しているので、ブラウザでプロジェクトページを開くだけで翻訳できる。

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